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家づくりの「収納」最新トレンド!使い勝手を極めるアイデア集
家づくりにおいて、収納は暮らしやすさを左右する最も重要な要素の一つです。「物が溢れてしまう」「片付けが面倒」といった悩みを解消し、快適な生活を実現するための、最新トレンドと失敗しないためのポイントをご紹介します。
🏠 トレンドは「動線」と「スぺパ(スペースパフォーマンス)」
収納計画のキーワードは、**「動線」と「スぺパ(スペースパフォーマンス)」**です。共働き世帯の増加や、おうち時間の充実に伴い、家事の効率化と空間の有効活用がこれまで以上に重視されています。
1. 玄関・水回り・キッチン周りの「マストな3点セット」
もはや定番となりつつある、動線を意識した3つの収納です。
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シューズクローク・土間収納: 靴だけでなく、ベビーカー、アウトドア用品、子どもの遊び道具など、外で使うもの・汚れるものを玄関周りで完結させます。コート掛けを設ければ、花粉やウイルスをリビングに持ち込まずに済みます。
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パントリー(食品庫): キッチン周りの生活感を隠しつつ、まとめ買いした食材や備蓄品を収納。キッチンから近く、買い物後の片付けがスムーズな配置が理想です。
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ランドリールーム・ファミリークローゼットの連携: 「洗う・干す・たたむ・しまう」の一連の家事動線を短縮します。特に、洗濯から収納までを1カ所または隣接する場所で完結させる**「ファミリークローゼット」**の人気は継続しています。洗面所や脱衣室と連携させることで、着替えもスムーズになります。

2. 空間に溶け込む「造作収納」と「デッドスペース活用」
空間を最大限に活用し、インテリアの一部として機能させる収納がトレンドです。
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造作収納(作り付けの収納): 壁や空間のサイズにぴったり合わせて作るため、無駄なスペースがなく、統一感のある美しい空間を実現します。リビングの壁面収納や、収納するモノに合わせた奥行きの棚を設置することで、使い勝手と安全性を両立できます。
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デッドスペースの徹底活用: 階段下、小屋裏、壁の厚みを利用した**「ニッチ棚」**など、これまで活用しきれていなかった空間も収納や飾り棚として利用し、「スぺパ」を高めます。
✨ 使い勝手の良い収納を実現する3つの秘訣
後悔しない収納計画のために、以下の3つのポイントを必ず押さえましょう。
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「使う場所の近く」に収納を設ける: これが、片付けやすく、散らかりにくい家の鉄則です。例:文房具や薬はリビングに、タオルや洗剤は洗面所に。
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収納するモノの量とサイズを把握する: 新築を機に持ち物をリストアップし、**「何を」「どこに」「どれだけ」しまうかを具体的にシミュレーションします。収納率の目安は延床面積の10~15%**ですが、量より質(配置と効率)が重要です。
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「可変性」を持たせる: 家族構成やライフスタイルの変化に対応できるよう、棚板の高さを変えられる**「可動棚」**や、将来間仕切れるよう配慮された子ども部屋の収納などを採用しましょう。
- 奥行きの目安は45㎝:何を収納したいかにもよりますが、従来の押し入れを想像してみてください。布団などの収納ならぴったり収まりますが、細々とした物の収納には不向きな印象はありませんか?収納は「床面積」ではなく「壁面積」で考えて、手が届く奥行き、高さを確保して、高いところには普段あまり使用しないもの、目線の高さにはよく使うものを収納し、生活に合わせた収納を確保することをお勧めします。
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🌟 まとめ
家づくりにおける収納は、ただモノを隠す場所ではなく、**「暮らしの効率と質を高めるための仕組み」**へと進化しています。動線を意識した計画的な配置と、空間を無駄にしない造作収納やデッドスペースの活用を取り入れ、ストレスフリーで快適なマイホームを実現してください。
デザインセンターオワリヤでは、大正時代からタンス製作を始め、店舗の内装や、建物の設計施工に携わってまいりました。
店舗建築で培ってきた、デザイン性・合理性・施工力を住宅にも活かします。
住宅の場合の「合理性」は、収納計画や動線の工夫をすることで、より豊かな暮らしができるようご提案しています。
また、自社の家具製作部門での造作家具、収納棚もご提案いたします。ぴったりサイズで世界で一つだけの家具で、快適な暮らしを考えてみませんか?
まずはお気軽にご相談ください。


