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知多市 『KonoMachi Cafe』 ~建物で旅する愛知
愛知県知多市といえば・・・
工業・農業・木綿・海水浴のできる海 と、たくさんの観光・産業がありますが、今回は、「梅」で有名な佐布里地区にある『佐布里緑と花のふれあい公園』と、公園内に4月17日リニューアルオープンした『KonoMachi Cafe(コノマチ カフェ)』をご紹介します。
ここでクイズです!
佐布里緑と花のふれあい公園の周辺には何種の梅の木が植わっているでしょうか?
→ 答えは後ほど…
明治時代後期、一本の木から多くの実が収穫でき現金収入も多い佐布里梅が競って植えられ、やがて梅林になっていったそうです。
平成13年に佐布里緑と花のふれあい公園が開園され、佐布里池・公園周辺には愛知県内一を誇る約6,000本(令和2年4月現在)の梅林が広がり親しまれています。毎年2月中旬から3月中旬に、「佐布里池梅まつり」が開催されます。
佐布里緑と花のふれあい公園は、広々とした気持ちの良い広場の中に、お子様の遊び場、鑑賞温室、バーベキューハウス、地元の土産品を扱う売店、展示ホール、佐布里の歴史と文化を伝える情報展示室、梅を使った料理教室や園内の素材を使ったクラフト講座を受けられる体験工房など、梅の開花時期だけでなく、通年楽しくゆっくり過ごせる公園です。
知多市と知多メディアスネットワーク(株)のネーミングライツ契約締結に伴い、公園内にあるKonoMachi Cafeは、4月にリニューアルオープンしました。この度改装工事に携わらせていただきましたので、内装のコンセプトや想いについて記していきたいと思います。
① 和から和モダンへ 幅広い年齢層のお客様の憩いの場所を目指して
今までの重厚感あるしっかりした造りを残しつつ、新しいモーニング・ランチメニューの雰囲気にもマッチした、幅広い年齢層のお客様が集える空間をとのことで内装を計画させていただきました。
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② テーマは梅
特に目が行くのは、緑と花をイメージした配色かと思います。公園のテーマ・コンセプトを表現できるように、カウンターの上と、ソファの配色を工夫しました。
店内が広いので、存在感のある雰囲気の良い照明で、空間を引き締めています。
お会計後のセルフサービスの動線をスムーズにするためのカウンター配置も工夫しました。
③ 公園の景観との調和 居心地の良い空間づくり
今までは椅子とテーブル席のみでしたが、ソファ席でくつろげるようになりました。
また、せっかくきれいに整備された広い公園の景色を、ゆったり飲食しながら愛でられないのはもったいない!ということで、窓側に外の景色を臨めるカウンター席を設けました。
私がモーニングに伺った日はとてもお天気も良く、広場でたくさんの小学生くらいのお子様が輪投げやボールを使った外でできるゲームを楽しむイベントが行われていました。カウンター席から、お子さんたちが元気に遊ぶ姿を見ながら、おいしいコーヒーやパンをいただく時間は至福のひと時でした。
個室スペースもあります。車いすで来店したご高齢のお客様が、ゆったりとお茶を飲んでいらっしゃいました。
格子で仕切ることで、閉塞感なく少し籠った落ち着く空間になっています。
フードコート形式なので、食事の購入後は店内の席はもちろん、軒下のテラス席や、公園内の芝生の上・ベンチでも外の空気を吸いながらピクニック気分で過ごすこともできます。
その日の気分や過ごし方に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
先日伺った際、公園内ではBBQをお仲間や家族で楽しむ方も多くいらっしゃいました。
梅の花の時期はもちろん、梅以外の花もきれいに手入れされているのでのんびりお散歩したり、講座では日常の中ではなかなか出来ない体験をしたり、様々な楽しみ方があります。
KonoMachi Cafeは、おいしい飲み物とごはん、とても丁寧に接してくれるスタッフの方が印象的でした。
皆さんも、知多市に行った際は、公園やカフェに立ち寄ってみてくださいね。
(詳細情報、お問合せについては佐布里緑と花のふれあい公園HPをご覧ください)
クイズの答え 佐布里梅を始め、青軸や白加賀など25種の梅が植樹されています。
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